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【summit】第7回全国タナゴサミットin美浦(霞ヶ浦)

   第7回全国タナゴサミットin美浦霞ヶ浦

【日時】 平成26年1月18日(土)13:00-18:00
【場所】 美浦村中央公民館大ホール(稲敷郡美浦村受領1460-1)
【主催】 土浦の自然を守る会・エコミュゼ美浦・タナゴ集会
【後援】 美浦村美浦村教育委員会
【内容】 
●オープニング
美浦村縄文太鼓

●セッション1 基調講演
・淡水魚の保全と放流~本当に魚を戻すために~  
                    京都大学大学院 渡辺勝敏准教授
●セッション2 全国からの報告
・東北:旧品井沼周辺ため池群におけるオオクチバス駆除とゼニタナゴ生息地の拡大                              シナイモツゴ郷の会 高橋清孝
・関東:霞ヶ浦におけるタナゴ類の現状と保全 
                    自然環境研究センター 諸澤崇裕
・東海:富山県氷見市に生息するイタセンパラの今と未来
         富山大学理学部 山崎裕治・氷見市教育委員会 西尾正輝
    多様な主体による水環境管理の構築~都市住民も主体的に関わるタナゴ保全~
                      東海タナゴ研究会 北島淳也
・近畿:京都・平安神宮に生息するイチモンジタナゴの保護
                         近畿大学 山野ひとみ
・中国:絶滅寸前の広島県産スイゲンゼニタナゴ~希少淡水魚界のスーパースターの小市民的保護活動~
              スイゲンゼニタナゴを守る市民の会 古本哲史
・四国:愛媛県における国内外来種アブラボテ-在来種ヤリタナゴをどう守る?-
                 愛媛大学大学院理工学研究科 松葉成生

●セッション3 美浦村からの報告
美浦村余郷入り干拓地における二次的自然としての導水路
                土浦の自然を守る会 萩原富司・諸澤崇裕
美浦村中学校・エコミュゼ美浦

●セッション4 タナゴ類保全に関するトピック
・各地域で見られるタナゴ類の放流と在来タナゴ類の保全活動
                     土浦の自然を守る会 熊谷正裕
福島県における東日本大震災以降のタナゴ類および淡水魚の現状と保全
                     福島県南相馬市博物館 稲葉修
・法律や条例によるタナゴ類の保全とその課題について
                       水生生物保全協会 小林光

●ポスター発表
・埼玉県の農業用水路におけるトンガリササノハガイの定着と分布の状況
   筑波大学 三浦一輝
・こんにちは手賀沼水生生物研究会です  手賀沼水生生物研究会 鈴木盛智
・亀成川の河川改修工事と再生活動      亀成川を愛する会 逆井重男
・キタノアカヒレタビラとタイリクバラタナゴの繁殖形質の比較ならびに人工授精と発生過程の比較
   新潟県立柏崎高等学校 小森加成江・竹之内紗貴・坂田春樹・馬場吉弘
・「外来魚情報交換会」のご案内        琵琶湖を戻す会 高田昌彦
・都立動物園水族園における「東京めだか」保全の取り組み
   東京都葛西臨海水族園 中村浩司・多田諭・東京都多摩動物公園 小川裕子・井の頭自然文化園 児玉雅章・金原功・東京都葛西臨海水族園 木船崇史・河原直明
・日本の淡水魚を見つめる
               京都大学農学部・野生生物研究会 大戸夢木
大阪府南部におけるコガタブチサンショウウオ Hynobius yatsui 集団の遺伝的構造  
   自然研 秋田耕佑・大阪府大院・生環・昆虫 平井規央・石井実
・千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会の設立と千葉県ニホンイシガメ保護復興計画について
   千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会 近藤めぐみ
・持続可能な地域に向けた生物多様性保全活動ブランディング 岐阜県南濃町生物多様性保全農園タナゴの里」の事例
   サトガワキカクLLC 牧野暁世・吉井亜矢・北島淳也

【感想】
 流域の人々に親しんでもらえることが、保全のためにはいいと思いました。子どもたちがタナゴ類を見分けられるくらいに。

【おまけ】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140119/k10014594253000.html(参照 2014-01-19)
> 茨城で全国タナゴサミット
(略)
> また、淡水魚の生態に詳しい京都大学大学院の渡辺勝敏准教授が、「同じ種
 類のタナゴでも、別の場所から安易に移すのではなく、その場所に生息する
 タナゴを時間をかけて飼育して増やしていくことが大切だ」と講演しまし
 た。
(略)

http://toukaitanago.blog63.fc2.com/blog-entry-324.html(参照 2014-01-20)
> 1月19日に第7回全国タナゴサミット エクスカーションに参加しました!

 資料いろいろ買った。

・久保田仁志・渡辺勝敏・渡邊精一. 平成19年. 絶滅危惧種ミヤコタナゴにおけるMHC遺伝子多様性. 諸澤崇裕・萩原富司編集. 第3回全国タナゴサミット in 霞ヶ浦: 61-62. NPO法人 日本国際湿地保全連合, 東京.

 地域個体群の特徴が残ってないといかんし、単調でも困るわけか。ムズいな。さすが、シーケンサー使えるくらい頭いい人はすごいね。オレの持ってるSH-101にもシーケンサー内蔵されてるけど(←ちがう)

升秀夫・西脇三郎・花輪俊宏. 平成14年. 霞ヶ浦産ヒメタニシの精巣病変について. 萩原富司・御供文範編集. シジミシンポジウム 霞ヶ浦シジミが外来シジミにおきかわる!-川底で起こっている貝類の混乱-講演要旨集、議事録: 25-27. 社団法人 霞ヶ浦市民協会 身近な川プロジェクト, 土浦市.

・古田莉奈・古橋芽・向井貴彦. 2013. 岐阜市におけるデメモロコの生息環境と生活史. 魚類自然史研究会会報「ボテジャコ」第18号: p.76.
> 絶滅危惧I類(岐阜県レッドデータブック, 2009)に指定されているにもか
 かわらず保全対策は何もなされていない.

 厳しいな。

・古橋芽・古田莉奈・向井貴彦. 2013. 伊勢湾周辺におけるトウヨシノボリとトウカイヨシノボリの集団構造. 魚類自然史研究会会報「ボテジャコ」第18号: p.76.