第13回琵琶湖地域の水田生物研究会
【日時】 2022年12月18日(日)10:00-16:45
【場所】 滋賀県立琵琶湖博物館ホール及びオンラインによる中継
(※Zoom、Slackを併用したハイブリッド方式)
会場の定員:100名
【主催】 滋賀県立琵琶湖博物館
【共催】 日本生態学会近畿地区会・近江地域学会生きもの豊かな農村づくり研究会
【内容】
<プログラム>
10:00 開会あいさつ・進行の説明
10:10-11:40 口頭発表1 現地発表
佐田祐正・西田一也:野洲市須原における駆除活動から得られたスクミリンゴガイ卵塊数の季節変化
池上甲一・藤野勇馬:高島市の有機・慣行水田における昆虫調査と残留農薬の比較:中間報告
濱口充幹・久保宙大・高橋直己・町田善康・中田和義:
V形断面可搬魚道における流況調整ブロックの改良― エゾホトケドジョウを対象として ―
高橋直己・植松桜矢・濱口充幹・町田善康・中田和義:
V形断面可搬魚道における流況調整ブロック配置の検討― エゾホトケドジョウを対象として ―
植松桜矢・濱口充幹・小林圭・高橋直己・金尾滋史・中田和義:
V形断面可搬魚道における隔壁形状の検討― アユモドキを対象として ―
大塚泰介・金尾滋史・川瀬直幹:
琵琶湖システムの世界農業遺産認定と残された課題
11:40-12:45 昼休憩
12:45-13:40 ポスター発表コアタイム
13:40-15:45 シンポジウム「田んぼの生き物を対象とした様々な市民参加型調査とその成果・効果・課題」
<話題提供>
金尾滋史:たくさんの眼でみる田んぼの生き物 -参加型調査や観察会がもたらす効果-
守山拓弥:田んぼの生きもの調査 -その「仕組み」を考える-
古谷愛子:「田んぼの生きもの調査」に農家が参加、または農家が実施することの意義
川原奈苗:田んぼをみんなで比較 -その結果とアンケート調査の反応-
山川栄樹:琵琶湖博物館はしかけ制度参加者による滋賀県の水田における大型鰓脚類の分布調査
安部尚子:環境教育の場としての田んぼの生き物調査 -今まで、そしてこれから-
16:00-16:45 口頭発表2 オンライン発表
稲飯幸代・飯山直樹・石川茂夫・松家大樹・栗本謙二・北野政美・日鷹一雅:
徳島県下における水田生物調査の過去と現状 ー今後の発展に向けてー
皆川明子・亀村真子・西田一也:「魚のゆりかご水田」に産卵遡上した成魚の移動と鳥類による捕食
中井克樹:琵琶湖地域における侵略的外来水生植物の内陸部への拡大と農業リスクの懸念
16:45 閉会あいさつ・終了
<ポスター発表>(※現地での発表あり)
※重野瑞季・永野真理子:水田におけるミジンコ類の表現型可塑性
※石井秀征・永野真理子:水田における植物プランクトンの多様性
※倉橋智也・永野真理子:水田水域生態系の生物多様性は環境DNA分析で解明できるか
※勝川凌成・永野真理子:大学圃場における動物プランクトンの季節変化
※八嶋勇気・藤田衛:イシガイ類の成長量の最適な評価方法の検討
福岡太一・福岡範子:シマゲンゴロウの飼育繁殖に適した餌の検討
山川栄樹:滋賀県南部と京都府南部における2種のカブトエビの分布の違い
原田みのり・下池田真輝・槐ちがや・中野光議:宮崎県都城盆地の水田雑草と生育環境条件
高松八奈・中野光議:人工水路における二枚貝の殻が底生動物に与える影響
木本裕也:トノサマガエル属の誤った抱接行動について
馬場雄司・上地健琉:大阪府における水田棲ヒラマキガイ科4種の分布状況
金尾滋史:滋賀県の水田におけるヒラマキガイモドキ・ヒラマキミズマイマイの分布(予報)
【感想】 いろいろ興味深かったです。おもに外来生物問題について、今後の動向が心配になる話も複数ありました。
【おまけ】