続・そこものがかり

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【book】「理系のための「即効!」卒業論文術」

中田亨. 2010. ブルーバックス B-1584 理系のための「即効!」卒業論文術 この通りに書けば卒論ができあがる. 株式会社講談社, 東京.

 少なくとも世間一般では、教育学部卒の自分は理系でないことになっている。まあそうかな。高校も文系クラスだったし。大学生になって初めて微分積分の本格的なやつをやったし。

 研究室選びの段階から、随所に書いてある格言みたいなのがなかなかおもしろい。クスッと笑えるのもある。
 まずもって、学費や通学時間の心配とかぜんぜんなくて研究室を決めるのに苦労しなかった自分は、それだけでかなり幸運だったようである。

 あ、入試シーズンに入構禁止とかある大学もあるんだ。餌やりどうするんだろう。

> ある現象を観測したいからといって、平凡
 な材料を普通の机の上に並べて、家電製品
 を使って実験しても、うまくいきません。
 純粋な材料、統制され尽くした実験環境、
 精度が十分な機材が必要です。

 うーん。自分の理想としては、中学校で実験させるのに毎度毎度家電屋さんとかホームセンターとかスーパーとかへ材料集めに行くのもできれば不要になってほしいのだが。たかだかその程度の用意も特別にするのがいやなのだが。この著者が工学系の人だからかな。

 あと、グラフの極大点とか変曲点とかの付近で観測濃度を増やすというのも載っている。吸光度測定のときに言われたなこれ。なんとなく抵抗あったんだけど。だって、ほかが粗いとどのみちなんか言われる気がするんだもの。

 話はぜんぜん変わるが、いまの教育学部は3年生で教育実習に行くらしい。おれの3年生ってまだ22歳(笑)やぞ。実際に実習行った23歳よりさらに沸点低かったから、かなりの確率で卒業できなかったと考えられる。あぶねーあぶねー。

【参考】
http://gokudon.cocolog-nifty.com/review/2010/02/post-3128.html(参照 2010-02-14)
> 「理系のための即効!卒業論文術」