続・そこものがかり

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【workshop】生物群横断系統地理ワークショップ

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 招待講演と総合討論だけ聞いてきました。

【日時】 平成28年10月29日(土)13:00--10月30日(日)17:30
【場所】 京都大学理学部セミナーハウス(京都府京都市左京区北白川追分町)

【内容】
(プログラムより)
 系統地理学は、生物種内にみられる遺伝的地域性に基づいて、その生物の分布変遷史を解明しようとしています。これまで植物や昆虫、ほ乳類など、各生物群で独自に研究成果や手法に関する知見が蓄積されてきていますが、生物群間での研究者交流はあまり盛んではありません。
 そこで本ワークショップでは、系統地理学の研究を行っている様々な生物群の研究者を一同に集め、生物群の壁を取り払った研究交流の場を作ります。グループディスカッションにより、各生物群の知識を共有することで共通課題の解決を目指します。地史的な分断のように多くの系統地理学者が共通して注目すべき重要なパターン、一つの生物群で解決できなかった問題に対しての他の生物群の知識による新たな切り口の発見などが期待されます。また、系統地理研究がメインでない研究者にも参加して頂き、系統地理にどのようなことを期待しているか、どのように系統地理とリンクすると面白くなるかなどについても議論をしたいと考えています。
 最後には、現在の系統地理研究において必須の技術となりつつある地理情報システム(GIS)について、簡単なハンズオンを開催し、技術のボトムアップを図ります。
(HP: https://sites.google.com/site/phylogeographyworkshop2016/

10月30日(日)の内容 <主に招待講演とGISハンズオン>
岩崎貴也・阪口翔太による導入・紹介など

「面白さ満載!! 日本の昆虫の系統地理」  東城幸治(信州大学理学部生物科学科、信州大学先鋭領域融合研究群山岳科学研究所)
「大型藻類(海藻類,マリモ)の系統地理学的解析」  嶌田智(お茶の水女子大学理学部)
「日本列島の淡水魚類の生物地理:到達点と課題」  渡辺勝敏(京都大学大学院理学研究科)
「日本における菌類の系統地理学的研究の現状と課題」   広瀬大(日本大学薬学部病原微生物学研究室)
「日本産陸生爬虫類の歴史生物地理 -地理的分布と分岐年代の比較分析-」  岡本卓(京都大学大学院理学研究科)
「世界に飛び立て! phylogeographers! -東アジアにおける植物系統地理学的研究の魅力と限界-」  津田吉晃(筑波大学菅平高原実験センター)

総合コメント  井鷺裕司(京都大学大学院農学研究科) 

総合討論   

岩崎貴也・阪口翔太によるGISハンズオン「GISを用いた綺麗な地図の作り方」

【企画者】
 岩崎貴也(京都大学生態学研究センター・日本学術振興会特別研究員(PD))
 阪口翔太(京都大学大学院人間環境学研究科・助教
【協力】
 京都大学学際融合教育研究推進センター・学術研究支援室(分野横断プラットフォーム構築事業:研究大学強化促進事業「百家争鳴プログラム」 http://research.kyoto-u.ac.jp/gp/1602/
 工藤洋京都大学生態学研究センター 教授)
 神崎裕一郎(京都大学生態学研究センター)

【感想】
 みんなすごいなあ。