続・そこものがかり

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【lecture】サザエのつぶやき(岐阜版)

   ネットワーク大学コンソーシアム岐阜 サザエのつぶやき(岐阜版) -その系統進化と現代・文化-
【日時】平成23年9月23日(金・祝)15:00-16:30
【場所】ネットワーク大学コンソーシアム岐阜 岐阜駅サテライト教室(岐阜市橋本町1-10-1 アクティブG 2階)
【講師】 中京学院大学経営学部 冨田進特任教授
【内容】
案内より
http://www.gifu-uc.jp/kouza/2011/kouza110.html(参照 2011-9-23)
>  サザエといえば貝類の代表のひとつとしてなじみが深く、古来縄文の時代
 から重要な食材です。冨田は永年にわたる貝類の研究の中で、サザエ類との
 縁は強く、平成8年2月の「新種サザエ、スーパーで発見」の中日新聞の記
 事や、平成21年4月の「現生サザエ最古の化石」の朝日、中日、岐阜の各
 紙の記事など発見にも恵まれ、学会での発表も重ねて行ってきました。
  今回は発見に関する経緯から始まって、そこから分かったリュウテンサザ
 エTurbo属サザエBatillus亜属の系統進化および北方移入による縁辺隔離と
 種分化の過程について解説し、また、 現在のサザエ亜属Batillusの生態や
 棲み分けについてもお話します。後半は、サザエがどのように我々の生活の
 中で関わってきたか、歌や諺などに扱われたサザエに関する文化や、食材と
 して食環境の面からも親しみ易い内容でお話します。実物標本を用意し、見
 ていただこうと思っています。

【感想】
 淡水生物で「つぼどん」といえばタニシのことだが、サザエの属名がTurboであることを今回知って感銘を受けた。英語読みだとターボになってしまうが、スティール・ボール・ランを思い出すな。
 サザエの進化してきたようすなどについて、研究中の新鮮な話題も聞けて、じつに興味深かった。